注文住宅30坪の相場解説!費用を抑えるポイント

注文住宅を建てる際に30坪の相場を知ることは非常に重要です。
なぜならば、30坪というのは平均的なお家の大きさになるからです。
また相場を理解することで、予算の計画を立てやすくなり、無駄な出費を抑えることができます。


本記事では、注文住宅30坪の相場を詳しく解説し、費用を抑えるためのポイントを紹介します。
これを参考にして、理想の住まいを実現しましょう。

目次

注文住宅30坪の相場とは?

注文住宅の相場を知る理由

注文住宅の相場を知ることは、予算計画を立てる上で非常に重要です。
相場を理解することで、適正な価格で建築を依頼でき、無駄な出費を防ぐことができます。
具体的には以下のようなメリットがあります。

  • 予算の明確化…どれくらいの費用が必要かを事前に把握できる。
  • 比較検討が可能…複数の業者から見積もりを取り、比較する際の基準となる。
  • 計画の立案…予算内でどのような設計が可能かを検討しやすい。

これらの理由から、注文住宅の相場を知ることは、建築計画を進める上で欠かせないステップです。

とは言っても注文住宅はエリアや会社によっても、異なります。
だからこそ、自分が建築するエリアの住宅会社へ複数の見積もりを取り、
比較検討をしないといけないのです。

全国の注文住宅30坪の平均相場

全国の30坪の注文住宅の平均相場は、地域によって異なってくるのか?
下記引用の調査資料をもとに、見ていきましょう。

引用;国土交通省 令和4年度住宅市場動向調査報告書

三大都市部とその他全国で分けると、具体的には以下の通りです。

  • 三大都市部の相場…都市部では土地の価格が高く、建築費用も高くなりやすいです。
    注文住宅建物平均価格:約4,504万円※ちなみに建物価格のみです
    建物延床面積の平均:134.2㎡(約40.59坪)
    ということは…4,504万円÷40.59坪=1坪あたり約110万円
    すなわち、30坪の建物平均価格は…30坪×約110万円=約3,300万円
  • その他全国の相場…地方では土地の価格が安く、建築費用も比較的安価です。
    注文住宅建物平均価格:約3,935万円※
    建物延床面積の平均:125.9㎡(約38.08坪)
    ということは…3,935万円÷38.08坪=1坪あたり約103万円
    すなわち、30坪の建物平均価格は…30坪×約103万円=約3,090万円

建物のみの金額で、約210万円の差がありますね。
実際に建物諸費用なども含んでいくと、上記の金額に近いものにはなるのかなと思います。

しかし建物に関してはメーカーによって、エリアで金額が変わるところもあれば、
統一しているところもあるので、都市部とその他のエリアで、
必ず金額差が大きいとは、一概には言えないでしょう。

またメーカーによりけりなので、僕目線のお話しをすると、
大手ハウスメーカーであれば、
上記の平均価格以内に抑えるのは難しいのかなという感覚で、
ミドルコストのハウスメーカーであれば、
上記平均価格よりも1〜1.5割程、価格は抑えれそうな感覚です。

これらの情報を基に、自分が建てたい地域の相場をしっかりと調査しましょう。

とらのすけ

都市部と郊外エリアでは、建物の金額差よりも、
土地の金額差の方が圧倒的に違う気がしますね!

注文住宅30坪の費用内訳

土地費用

土地費用は、注文住宅の総費用に大きな影響を与えます。
以下のポイントを考慮しながら、適切な土地を選びましょう。

  • 土地の価格…地域や場所によって異なるため、リサーチが必要です。
    例えば、都市部では土地の価格が高く、地方では安くなります。
  • 登記費用等…土地の所有権を取得するための費用がかかります。
    これには登録免許税や司法書士の報酬などが含まれます。
  • 地盤調査費用…建物を建てる前に地盤の調査を行う費用です。
    地盤が弱い場合、地盤改良工事が必要となり、追加費用が発生することもあります。
    ※地盤改良工事はおおよそ50〜200万円ほど掛かります。
    調査もほとんどが契約後になるので、購入した後にしか費用が読めないことが多いです。
    なので、事前に地盤の強さなどは見ておき、準備はしておきましょう!

土地の価格は皆様のイメージ通り、
都会であればあるほど、金額は高くなりますし、
周りの環境が良いほど、金額は高くなります。


登記費用なども、土地価格に応じて計算していくので、
土地価格が高いほど、登記費用も高くなります。


地盤調査費用に関しては、間取りの位置が決まってから調査に入っていくので、
基本は契約後に改良が必要かの費用が分かる場合がほとんどです。
地盤が弱いのかはあらかじめ確認することはできますが、
強いから必ず発生しないわけでは無く、間取りの位置によって変わるので、
気をつけましょう。
もちろん地盤は弱いよりも強い方を選択していきましょう。

これらの費用を考慮して、総予算を計画することが重要です。

建築費用

建築費用には、設計費用、施工費用、設備費用などが含まれます。
これらを把握することで、総費用を見積もることができます。

  • 設計費用…建築士に支払う設計料です。注文住宅では、
    自分の希望に沿った設計を依頼するため、設計士への費用がかかります。
  • 施工費用…実際の建築工事にかかる費用です。材料費や人件費なども含まれます。
  • 設備費用…キッチンやバスルームなどの主に水回り設備費用です。
    高価な設備を選ぶと費用が増えるため、予算に合わせて選ぶことが重要です。

上記の設計費用施工費用は、ハウスメーカーごとに決まっているので、
契約前の打ち合わせで、念入りに細かく確認をしておきましょう。
また自分のしたいことなどがいくら費用が掛かるかも事前に教えてもらっておきましょう。

設備費用などは、各ハウスメーカーの標準仕様を選ぶのが費用としては安くなりますが、
恐らく注文住宅を検討している方は、標準仕様では満足できないのがほとんどでしょう。
こちらは契約後にオプションを増やしていくと、金額が大幅アップしやすいので、
契約前に自分たちのやりたいオプションを伝え、いくら掛かるかを聞いておきましょう。
金額が大幅アップというと個人差はありますが、数百万円規模になると思います。

これらの費用を詳細に把握することで、計画的に予算を管理することができます。

とらのすけ

土地を選んでいく際には、スピード感も大切で、
早めに動いていく必要がありますが、
どんな費用が掛かるかも分からない状況で
無理に進めることだけは気をつけましょう!

注文住宅30坪の費用を抑えるポイント

シンプルな設計を選ぶ

シンプルな設計を選ぶことで、費用を抑えることができます。
以下の点に注意しましょう。

  • 無駄なスペースを省く…無駄なスペースを省くことで、建築費用を削減できます。
    例えば、廊下を短くしたり、オープンプランを採用することで無駄を省けます。
  • 簡素なデザイン…複雑なデザインよりも、シンプルなデザインの方が費用が安くなります。
    シンプルな形状の建物は、施工が容易で材料費も抑えられます。
    一般的には正方形に近いプランが、1番価格を抑えられます。
  • 標準的な仕様を選ぶ…高級な素材や設備を避け、標準的な仕様を選ぶことで費用を抑えられます。

無駄なスペースを省く、よくあるパターンとしては、
ホール(廊下)をなるべく少なくすることです。
例えば2階建ての場合、上下階1帖ずつ減らせることが出来れば、家の坪数は1坪減らすことができます。
大手ハウスメーカーだと、1坪/100万円を超えるのが普通にありますが、
坪単価計算の場合、1坪減らすだけで大きく金額を抑えることが可能
です。

簡素なデザインというのは、家の形状を整えることで価格を抑えられます。
一般的には正方形に近いプランが価格を抑えることができます。
理由は、外壁の量が少なくなるからです。下記の画像を参考にしてみてください。

これにより、無駄を省きつつ、機能的でオシャレな住宅を実現できます。

とらのすけ

自分達がどんな形にしたいのか、どんなハウスメーカーで
建てたいのかを考えて、判断しましょう!
建てたいメーカーがあって、そのメーカーが坪単価計算でない場合、
正方形の方が安くなりやすいので、正方形に近くなるように
プラン提案をしてもらいましょう!

注文住宅30坪の見積もり方法

複数の業者から見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取ることで、最適な業者を選ぶことができます。
以下の点に注意しましょう。

  • 見積もりの比較…各業者の見積もりを比較し、費用やサービス内容を確認します。
    同じ条件で比較することが重要です。
  • 交渉の余地…見積もりを基に、業者と費用の交渉を行います。
    価格交渉だけでなく、サービス内容の改善も求めることができます。
  • 口コミや評判の確認…実際にその業者で建てた人の口コミや評判を確認することで、
    信頼性をチェックできます。

見積もりの比較は、複数社にお願いしておくのが良いでしょう。
理由は2つあり、1つ目はメーカーによっては、値引きサービス等があります。
他社に負けるのであれば、値段を下げてまで契約を取りたいメーカーが多いです。

明らかに難しい値段交渉は、逆に向こうから距離を置かれるので気をつけましょう。

2つ目諸費用等が各メーカーで変わるので、高く取られていないかの確認です。
その辺りを引いてくれるかはメーカーの対応次第なので、
相談のような形で、メーカーと話し合ってみましょう。

これにより、信頼できる業者を選び、納得のいく価格で契約することができます。

見積もり時の注意点

見積もりを取る際の注意点を説明します。
以下の点に注意することで、予算オーバーを防ぐことができます。

  • 細かい項目の確認…見積もりに含まれる項目を細かく確認し、漏れがないようにします。
    例えば、予算に外構工事やローン手数料などが含まれているかをチェックします。
  • 追加費用の確認…追加費用が発生する可能性がある項目を確認し、予算に余裕を持たせます。
    例えば、地盤改良費用やオプション変更費用などです。
  • 契約内容の明確化…契約内容を明確にし、後に無駄な追加費用が発生しないようにすることが重要です。

住宅購入の際に見積もりで、皆様が勘違いを起こすことが多いのが、
請負契約金額とトータル金額です。

請負契約金額は、その住宅メーカーとの建物契約金額です。
トータル金額は、建物契約金額+予算(外構費用・火災保険・登記費用・銀行諸費用・その他諸々)で
土地から購入の方はそこから土地費用等を加算します。


気をつけたいのが予算のところで、まだ確定していない部分が多いため、
契約後に費用が上下することが多いです。
「費用が思ったよりも掛からなかった」であれば良いですが、
「予想よりも費用が掛かった」ということがほとんどでしょう。
なぜなら、契約前は契約して貰えるように、安く見える資金計画書を作る営業マンが多く、
契約後にオプションだけではなく、予算も上がってしまうことが多いです。
もちろん全ての営業マンがそうではないですが、
比較するためにも、他社メーカーと予算の取り方の違いを必ず見ておきましょう!

これにより、予算内で計画を進めることができ、安心して建築を進めることができます。

とらのすけ

どれだけ好きで決まっているメーカーがあっても、
一社のみの見積もりで決めるのはやめておきましょう!
必ず数社は見積もりを取って、比較しましょう!
簡単に一括で見積もりが取れる
サポートがありますので、下記のサイトを参考にしてみてください!

全国100社以上のハウスメーカー・工務店に一括で展示場来場申込が出来るサイト【持ち家計画】

おわりに

注文住宅30坪の相場を理解し、費用を抑えるポイントを活用することで、理想の住まいを実現できます。
今回紹介した方法を参考にして、計画的に進めてください。
納得のいく住宅を手に入れるために、しっかりと準備を進めましょう。

とらのすけ

最後までご覧いただき、ありがとうございました!
注文住宅はたくさん考えることがあり、
自分達で考えて進められるほど、簡単ではありません。
大切なことは「信頼のできるパートナー」を見つけること。
元住宅営業マンの僕だからこそ、
信頼できるパートナーを紹介することが出来るので、
是非、無料でご相談してみてください!

今回もありがとうございました!

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